『イップ・マン』シリーズや『ジョン・ウィック コンセクエンス』(23)など、今や世界的な活躍を見せる、“宇宙最強”“最後の本格派”俳優ドニー・イェンと、『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』(24)でも健在っぷりを見せた“香港アクション界の重鎮”サモ・ハンが熾烈な争いを繰り広げる、2005年製作の大ヒット香港映画『SPL/狼よ静かに死ね』が、製作20周年を記念し、7月18日(金)~7月31日(木) の2週間、期間限定でシネマート新宿にて上映されることが決定した。

1994年の香港。凶悪犯罪捜査班のリーダー、チャン刑事(サイモン・ヤム)は、黒社会のドンであるポー(サモ・ハン)を、あと一歩のところで獲り逃してしまう。それから3年後、悪性の脳腫瘍に侵されていたチャン刑事は引退を決意。チャン刑事の後任として、武闘派刑事マー(ドニー・イェン)がやってくる。しかし、引退の日が近づくチャン刑事は証拠を捏造してまで、ポー逮捕に執念を燃やす。メインでは、刑事とマフィアの対立を描きつつ、登場人物それぞれの立場の中に“父と子”をテーマにした物語を展開。人情味にあふれた極上のドラマも見どころだ。

アクション監督も務めたドニーは、本作で初めて、古き良き香港アクションのテクニックにプロレス技や関節技などを実験的に取り入れ、スピーディでダイナミックなドニー流アクションを誕生させた。特殊警棒を持つドニーと華麗なナイフさばきのウー・ジンによる裏路地での死闘、そしてラスト、ドニー・イェンVSサモ・ハンの壮絶なバトルはアクション映画史に残る名バトルとして公開から20年近く経つ今もなお語り継がれている。また、今では当たり前のように悪役もこなすサモ・ハンだが、実は本作以前はコミカルな役や優しい人物ばかり演じてきており、本作は、サモ・ハンにとって初めての悪役。彼の新たな可能性を開花させた記念すべき一作でもある。監督を務めているのは、本作がドニーと初タッグとなったウィルソン・イップ。本作の後、『かちこみ!ドラゴン・タイガー・ゲート』(06)、『導火線/FLASH POINT』(07)、名作『イップ・マン』シリーズへと続いていく。ドニー・イェン×ウィルソン・イップという相性抜群の最強コンビが誕生した瞬間を是非劇場で目撃していただきたい。


2006年の初公開以降、長きにわたり日本国内では鑑賞出来なかった、ドニー・イェンの、更には香港アクション映画自体のターニング・ポイントとなった傑作アクション・ノワールがスクリーンに還ってくる! ドニー・イェン×ウィルソン・イップ『導火線/FLASH POINT』(本日5月30日(金)よりシネマート新宿にて期間限定最終上映!)へと繋がる、新世紀香港アクション映画重要作『SPL/狼よ静かに死ね』は、7月18日(金)~7月31日(木)の期間限定で上映決定。映画館のスクリーンで観られる貴重な機会をお見逃しなく!








7月18日(金)~7月31日(木)シネマート新宿にて期間限定公開